第9章 「計測」メニュー  
   
 
.「キャリブレーション」コマンド
簡易キャリブレーションとデフォルトキャリブレーションの2種類があります。
1、1 デフォルトキャリブレーション
  画像の画素と実際の長さとの関係や画像の原点位置指定、傾きの補正などを設定します。キャリブレーションを行うと長さや面積、重心位置など、測定した特徴量、寸法が指定単位で算出されます。
  キャリブレーションを行わない場合は全てピクセル単位で算出されます。コマンドを選択すると「キャリブレーション」ダイアログボックスが表示されます。
  @ 「単位」の設定
単位リストボックスで使用する単位系を指定してください。指定単位は[ピクセル]、[ミリ]、[センチ]、[インチ]の4種類です。「解像度設定」で画像上の範囲が指定単位でどのくらいあるかを指定します。この「単位」リストボックスで「ピクセル」以外を選択しないと利用できません。
A「数値入力」でのキャリブレーション
  1) 設定方法を[数値入力]にチェックします。
2) 結果エリアの[X解像度]と[Y解像度]ボックスに手動計測の平行線で測定し算出た数値(ピクセル数)を入力してください。手動計測の方法は「平行距離」計測を参照してください。
B キャリブレーション値の保存
  設定は拡張子を「*.clb」ファイルとして保存読込みができます。[保存]ボタンをクリックすると「ファイル名を付けて保存」ダイアログボックスが表示され、clbファイルとして保存できます。保存先はImage Factoryプログラムフォルダの\ImgFact\CalDataフォルダに保存してください。
※ 御注意この場所以外にキャリブレーションファイルを保存しますと、下図のキャリブレーション切替リストボックスに登録されません。
    C「ルーラー」でのキャリブレーション
  ルーラーキャリブレーションは、画像上で基準となる長さを指定します。
1) 設定方法を[ルーラー使用]にチェックします。
画像のXY両軸同じキャリブレーション値を利用する場合は、[X軸基準スケール]ボタン左のチェックボックスにチェックをいれてください。XY軸別々にキャリブレーシ ョンを行う場合はそれぞれにチェックを入れてから実施しててください。
2) ルーラー線の表示
  [X軸基準スケール]ボタンをクリックすると画像左 上に黒または白い線とその線上両端に四角形が2つ表示されます。
3) ルーラー線の移動
  ルーラー線上にマウスを移動しますとマウスポインタ の形状が、矢印の十字線変わります。左クリックでドラックしますとルーラー線が移動できます。線を長さの基準とする画像付近い移動します。
4) ルーラー線の長さと角度調整
  線端にマウスを持っていくとカーソルの形が十字形に変わります。左クリックでドラックしますと線の長さや角度が変えられまので、画像上の基準に線の両端を合わせます。[X基準スケール]ボタン横のテキストボックスには指定したルーラーの画素数が自動的に表示されます。
Y方向の指定も[Y軸基準スケール]ボタンをクリックしてX方向と同様に指定してください。(入力画像がレンズ特性により同一解像度で入力出来ない場合補正します。)
      5)  基準設定
  画像傾きと原点を指定します。初期状態で傾きは水平を0度とし、時計回りを正としています。
・設定の方法は[傾き設定]ボタンをクリックすると画像上にルーラーが表示されますので画像上の傾き基準となる対象物のX方向の一辺にルーラーを合わせてください。 自動的に角度がテキストボックスに入力されます。
・初期状態での原点は画像左上の角でX=0,Y=0となっています。対象物の中心位置は画像原点を基準に算出しますので、画像の原点を画像上の任意の位置で指定してください。
・指定方法は[基準点設定]ボタンをクリックすると画像左上角に十字に丸の付いたマークが表示されます。最初は円の1/4部分のみ表示され確認しづらいのですが、マウスを重ねるとカーソルが変化し確認できます。このマークはドラッグ移動ができますので画像上の基準点まで移動してください。移動するとボタン横の2つのテキストボックスに座標位置が画像左上を基準としてX方向、Y方向それぞれピクセル数で表示されます。
・「結果」には「X解像度」、「Y解像度」、「傾き角度」、「基準位置」のテキストボックスがあり、「ルーラー使用」で設定を行った場合は結果が全て自動的に入力されます。キャリブレーションファイルの保存は前記と同じとなります。
       
    1.2 簡易キャリブレーション
  簡易キャリブレーションは、顕微鏡測定に適した設定方法です。 設定は環境設定で実施してください。
 
@ 基準となる目盛りの入った画像を開きます。
A キャリブレーションボタンを押します と設定ダイアログが表示されます。
    
  B 目盛りの基準側にマウスでラインを設定します。
C マウス先端に基準線と平行なラインが表示されます。目標の目盛りまで移動しマウスクリックします。
D 設定したラインは、移動可能です。位置調整もできます。
 
E 簡易キャリブレーションダイアログの単位を選択します。
F 実際の数値(寸法)を入力します。
G 「保存」ボタンを押します。
H 名前を付けて保存してください。保存先はImage Factoryのプログラムフォルダ内¥CalDataフォルダに保存し、「OK」ボタンを押します。
I Image Factory画面の「キャリブレーション切り替えリストボックス」に登録され、選択できるようになります。