第8章 「画像処理」メニュー  
10.「2値画像形状解析 」コマンド 
  @ 2値化された画像を変換処理して幾何学的な特徴を抽出するための画像処理を行います。コマンドを選択すると「2値画像形状解析」ダイアログボックスが表示されます。
A「範囲選択」を行って処理を行うと、選択された範囲のみの処理が行われ、範囲選択しない場合は画像全体が対象となります。
B「演算方法」リストボックスで10種類の画像処理を用意しています。
C 「対象色」で、画像処理をおこなう対象形状の色を[黒]または[白]のどちらかを選択して下さい。選択された色について処理がおこなわれます。
D 対象画素数」入力ボックスでは[膨張処理]、[収縮処理]、[オープン]、[クローズ]、「アウトライン」の処理を行うときの対象隣接画素数を指定します。対象図形の凹凸や溝の程度によって変更して下さい。
E 「新規画像」チェックボックスを選択すると画像処理後のイメージを新規画像として作成します。選択しない場合は上書きされます。
F 以下に画像処理の内容について説明します。
  ・ [オープン]:
 
        [収縮処理]を行った後で[膨張処理]を行います。対象図形の細かい凹凸や溝を除去するのに有効です。「対象画素数」が変更可能で、左記のサンプルでは対象画素数が1と2の場合を示しています。
・ [クローズ]:
 
[膨張処理]を行った後で[収縮処理]を行います。対象図形の細かい凹凸や溝を検出するのに有効です。「対象画素数」が変更可能で、左記のサンプルでは対象画素数が1と2の場合を示しています。
・ [収縮処理]:
 
対象図形の周囲画素の値を「対象画素数」で指定した画素分反転することにより図形成分を細めます。左記のサンプルでは対象画素数が1と2の場合を示しています。
・ [膨張処理]:
 
        対象図形の周囲画素の値を「対象画素数」で指定した画素分反転することにより図形成分を太めます。左記のサンプルでは対象画素数が1と2の場合を示しています。
・ [アウトライン]:
 
対象図形の外側の輪郭のみを抽出して「対象画素数」で指定した画素でライン表示します。図形の形状を判断するのに有効です。左記のサンプルでは対象画素数が1と2の場合を示しています。
  ・ [ヒット−ミス]:
 
対象図形のエッジを抽出します。特に抽出エッジの方向を指定できるので注目エッジのみを抽出できます。「エッジ方向」は[ヒット−ミス]ボタンを選択したときのみ有効となり抽出するエッジの方向をチェックマークすることにより指定できます。チェックボックスは対象図形を中心に置いて回りに配置したようになっています。左記の図は上の3つのチェックして上方向のみを抽出した場合です。
・ [穴埋め]:
 
対象図形中に穴があった場合にその穴全てを対象画像と同一の色に塗りつぶします。寸法を測定するときなどのノイズ除去に有効です。
・ [細線化]:
 
幅をもった線を削って線幅1まで細めます。文字や各種図面中の線のような本来はばをもたない線図形の特徴抽出に有効です。
 ・ [粒状分離]:
 
粒子解析などを行う場合に重なりや接触のある粒状の対象図形を分離分割します。もともとの図形特徴をあまり損なわないで分割できます。左記の図では何点か対象物が接触している部分を切り離しています。
  ・ [外周枠作成]:
   
画像外周にあるノイズや空間フィルター処理などで発生した、外周部の不要部分を「白」・「黒」の選択とピクセルサイズで指定した大きさで、画像外周部に枠を作成します。
・ [ブリネル直径]:
  ブリネル硬度測定機能が利用できるバージョンのみ有効です。