第8章 「画像処理」メニュー  
.「背景特徴抽出」コマンド
  @ 画像イメージの中で背景に明るさのむらがある場合に背景イメージの明るさのむらを平均化します。
画像を2値化する場合に同じ背景でも一緒に処理できない時(明るさがなだらかに変化する場合)などにこのコマンドを使用すると効果的です。コマンドを選択すると「背景特徴抽出」ダイアログボックスが表示されます。
A「背景色」では抽出する背景が[明るい]又は、[暗い]どちらかを選択して下さい。[明るい]か[暗い]かの判断は注目している対象物と比較しての背景の明るさを判断基準にしてください。
B「適用方法」で処理の方法を下記に示すの3種類の中からラジオボタンで選択して下さい。
・[背景抽出]ボタンを選択して「適用」ボタンをクリックすると背景の明るさの分布のみを抽出した画像を新規に作成します。
 
    ・[背景のスムージング]ボタンを選択すると背景の特徴を取得するとともに、取得した背景特徴を利用して背景の平滑化を行います。
平滑化の方法は対象画像と背景画像を画像間演算して行います。このボタンを選択すると「スムージング設定」が選択可能となり、その中で演算方法を「減算」か「除算」を選択できます。演算の方法によって効果が多少異なります。
・ [他の背景画像による背景スムージング]ボタンを選択すると処理対象の画像と他の背景画像を組み合わせて背景の平滑化を行います。
  このボタンを選択した場合は「スムージング設定」が選択可能となります。
    画像の選択方法は画像上でマウスボタンをクリックすると[適用する対象画像]テキストボックスに画像名が入力されます。
次に他の画像上でクリックすると[適用する対象画像]テキストボックスに入力されていた画像名が[背景特徴]テキストボックスに移動し、[適用する対象画像]テキストボックスに最後にクリックされた画像名が入力されます。
また、画像間の演算を行うため演算の方法を[減算]または[除算]のボタンにより選択することができます。
  C 「新規画像」チェックボックスを選択すると演算後の画像を新規に作成します。選択しない場合は元画像に上書きされます。
 
.「ヒストグラム」コマンド
  @ 画像の構成画素の輝度分布をヒストグラムで表示します。コマンドを選択すると「ヒストグラム」ダイアログボックスが表示されます。
 
  A ヒストグラムの横軸は輝度値を示し、縦軸は画素数を表しております。
B 「表示色」リストボックスで[全色]、[赤]、[緑]、[青]を選択する事により4色の分割表示ができます。
C 「サイズ変更」リストボックスでヒストグラムの縦軸スケールを変更することができます。最初に表示される大きさが基準の1です。
D ヒストグラム下側に下記情報が表示されます。
  ・最大レベル:輝度値の最大値
  ・最小レベル:輝度値の最小値
・最大ピクセル:同一輝度値の最大画素数
・最小ピクセル:同一輝度値の最小画素数
・平均値:輝度値の平均
・メディアン:中央値
・全ピクセル数:対象の全画素数
・ レベル:ヒストグラム上にカーソルを移動した点の輝度値
・ ピクセル:ヒストグラム上にカーソルを移動した点の画素数
・ 比率:ヒストグラム上にカーソルを移動した点の輝度値の全体に占める割合
    E 「出力」ボタンは「システム設定」で指定した出力先にヒストグラムデータを転送します。
F 「RGB出力」ボタンをクリックすると下記ファイルフォーマットでテキスト出力します。 
  第1列には総画素数、横幅の画素数、縦幅の画素数、出力開始のX座標、Y座標を記述します。
第2列目以降に各画素のX座標、Y座標、R輝度値、G輝度値、B輝度値を記述します。
以降は同様の書式で繰り返しデータを記述する様式になっています。
また、このテキストファイルは「ファイル」メニューの「画像データ読み込み」コマンドで画像として開くことが可能です。
  G ヒストグラムの分布表を画像にして、挿入できます。
 
「画像に表を挿入」 にチェックを入れてください。 表の分割数を入力し、「貼付適用」ボタンを押します。画像右下に表が挿入されます。
 
.「輝度分布の平均化」コマンド
  ヒストグラムで確認できる画像の輝度分布を平均化します。明るい部分と暗い部分がほぼ同じような面積になるので特に全体的に薄暗い場合や全体的に明る過ぎる場合に使用すると対象物を判別しやすくなります。