第7章 「イメージ」メニュー  
 
 
   
.「明るさ、コントラスト、ガンマ」コマンド
@ 画像の明るさとコントラスト、ガンマの調整を行います。範囲選択コマンドまたはボタンで範囲を選択するとその範囲のみが変更されます。範囲を指定しない場合は画像全体が対象となります。コマンドを選択すると「明るさ、コントラスト、ガンマ」ダイアログボックスが表示されます。
A ダイアログボックスの中では画像の補正曲線が表示されており補正の状況が随時確認できます。
B [リセット]ボタンをクリックすると補正する前の画像が表示され補正曲線は対角の直線となります。
C 「画像反転」ボタンをクリックすると画像が輝度の階調を反転したイメージになります。もう一度クリックすると元に戻ります。
D 「明るさ」のスクロールバーを向かって右へ移動すると明るさが増し、逆にすると暗くなります。スクロールバーはドラッグ移動による0.1ポイント単位の移動と両側の矢印をクリックして1ポイントづつ移動する方法、マーク以外の場所をクリックして10ポイント移動の3種類の移動方法があります。
  また、スクロールバー右側にある数値ボックスに値を入力し、[Enter]キーを押すことによって値を設定することもできます。
E  コントラスト」のスクロールバーは向かって右に移動するとコントラストが増し、逆に移動すると減少します。
F  「ガンマ」のスクロールバーは向かって右に移動するとガンマが増加し、逆に移動すると減少します。ガンマは画像の中間調に影響するコントラストを調整します。ガンマを調整することにより、非常に明るい部分や非常に暗い部分に著しい変更を加えることなく、中間範囲の明るさ値を変更することができます。
 
  .「色相、彩度、明度」コマンド
  @ 画像の色相と彩度、明度を調整します。RGBの3原色の組合わせから合成色の色調をコントロールするのは非常に難しい作業です。それに対しマンセルの表色系等の顕色系で使われる色相、彩度、明度で調整すると比較的簡単に調整できます。コマンドを選択すると「色相、彩度、明度」ダイアログボックスが表示されます。範囲選択コマンドまたはボタンで範囲を選択するとその範囲のみが変更されます。範囲を指定しない場合は画像全体が対象となります。
A ダイアログボックスには[色相]、[彩度]、[明度]それぞれの要素に対してスクロールバーがあります。それぞれのマークを移動することによってそれぞれの効果を強くしたり、弱くしたりできます。スクロールバーの操作は前述と同様です。
 また、スクロールバー右側にある数値ボックスに値を入力し、[Enter]キーを押すことによって値を設定することもできます。
B [リセット]ボタンをクリックすると調整前の画像に戻ります。
 
  .「カラートーン調整」コマンド
 
@ このコマンドは、画像の色調整を各色のカラートーン調整によって行いますが、フルカラー(24ビット)画像を対象にしており他の画像では動作しません。コマンドを選択すると「カラートーン調整」ダイアログボックスが表示されます。範囲選択コマンドまたはボタンで範囲を選択するとその範囲のみが変更されます。範囲を指定しない場合は画像全体が対象となります。
A ダイアログボックスの中の「表示色」リストボックスで表示色を選択することにり色ごとに色のバランスが色特性直線で表示されます。右上がり対角の直線状態が補正前の色バランス状態です。選択色は[全色]、[赤]、[緑]、[青]の4種類あります。
B 色バランスの調整を色特性直線の傾きや位置、曲率を変更することによって行います。「明るい」、「中間調」、「暗い」の3種類のスクロールバーがあります。
C 「明るい」スクロールバーを+方向に移動すると色特性直線の右上角の点が左に移動して、画像の明るい部分で選択している色が増加します。逆に−方向に移動すると色特性直線の右上角の点が下に移動して、画像の明るい部分で選択している色が減少します。
D 「中間調」スクロールバーを+方向に移動すると直線の中央部付近が左側に膨らんだ曲線になり、中間的な明るさの部分で選択している色が増加します。−方向に移動すると+方向の反対の効果になります。
E 「暗い」スクロールバーを+方向に移動すると色特性直線の左下角の点が上に移動して、画像の暗い部分で選択している色が増加します。逆に−方向に移動すると色特性直線の左下角の点が右に移動して、画像の暗い部分で選択している色が減少します。
F 「新規画像」チェックボックスにマークした場合は、[OK]ボタンを押したときにカラートーンの調整を行った後の画像が新規に作成されます。マークしない場合は選択した元の画像にカラートーンの調整を行います。
 
  .「色分解」コマンド
  @ このコマンドは、画像の色分解を行いますが、フルカラー(24ビット)画像を対象にしており他の画像では動作しません。コマンドを選択すると「色分解」ダイアログボックスが表示されます。
  A 分解コマンドでは選択画像全体をそれぞれの色成分に分解して表示します。指定範囲のみの分解はできません。
B 色分解モデルの中から1つのモデルをボタンによって選択して下さい。各モデルの内容は下記のようになっております。
・ RGB :赤、緑、青の3色
・ CMYK:シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色
・ HSV :色相、彩度、明度の3成分で6角錐カラーモデル
・ HSL :色相、彩度、明度の3成分で双6角錐カラーモデル
・ CMY :シアン、マゼンタ、イエローの3色
C 各モデルの色チェックボックスをチェックした後、[OK]ボタンをクリックすると元画像の中から選択された色のみを抽出した新しい画像が色成分ごとに作成されます。
 
  .「色合成」コマンド
  @ このコマンドでは前記の色分解で分解された画像や予め色成分ごとに撮影された画像からフルカラーの画像を作成します。コマンドを選択すると「色合成」ダイアログボックスが表示されます。
A 分解形式では上記色合成と同様のモデルを選択できます。
B 分解形式ごとに合成プレーンの名前が変更されて表示されます。プレーン名を選択した後にその名前に対応する画像上でダブルクリックすると画像名が自動的に入力されます。全部のプレーンを指定した後で「OK」ボタンを選択すると合成画像が作成されます。
 
  .「色解像度変換」コマンド
  @ 画像の色解像度を変換します。画像の解像度によって使用できる機能が制限されます。コマンドを選択すると「色解像度変換」ダイアログボックスが表示されます。対象範囲は画像全体となります。
A 「解像度」では1画素あたりの解像度をビット単位で選択します。1ビットから24ビットまでボタンで選択できます。
B 色解像度を24ビットにする場合に「表示指定」が選択可能となります。色を表示する順番を[R(赤)、G(緑)、B(青)] にするか[R(青)、G(緑)、R(赤)]にするかボタンで選択できます。一般的な画像は「青、緑、赤」の順番表示で標準的に表示されますが、特殊な入力装置で取得した画像は「赤、緑、青」の順番で並ばない場合があります。
C 色解像度を8ビット以下にする場合に画像をカラー表示するにはパレットの使用が必要になります。パレットの種類により画像の表示状態が異なるため、必要に応じて種類を選択して下さい。「パレット」が選択可能となり下記に示す3種類のパレットがボタンで選択できます。
  ・ [固定]:常に固定パレットを使用します。複数の画像の総合的な画質を確保する場合に適しています。
・ [自動]:最適なパレットを使用します。特定の画像の画質を優先する場合に適しています。
・ [システム]:システムで用意されたパレットを使用します。
D 色解像度を8ビット以下にする場合にディザリング処理を行って画素のカラー表示の誤差を周囲の画素に拡散させて明確な差が生じないようにします。ディザリングの種類により画質が異なるため、必要に応じて種類を選択して下さい。「ディザ手法」リストボックスが選択可能となり下記に示す7種類のディザ手法が選択できます。それぞれ誤差拡散の方法が若干異なります。ちなみに[なし]はディザリングを行いません。[なし]、[Burkes]、[Floyd Stein]、[Stucki]、[Sierra]、[Stevenson ]、[Jarvis]、[Ordered]