付録  
付録A.画像入力ボード
アナログCCDカメラから、NTSCビデオまたは、S-ビデオでの直接画像取り込が可能です。 
対応ボードは、DirectX8aまたは、Video For Windowsに対応した製品です。 
  

ご注意:市販品ですので販売が中止される場合もあります。メーカーにご確認ください。
 
付録B.参考文献
  1. 大津 展之, 栗田 多喜夫, 関田 巌:パターン認識. 朝倉書店, 1996年7月
2. 田中 弘:画像処理応用技術. 工業調査会, 1989年7月
3. 谷内田 正彦:コンピュータビジョン. 丸善株式会社, 平成2年3月
4. 土屋 裕:画像計測. 株式会社昭晃堂, 1994年3月
5. 鳥脇 純一郎:パターン認識と画像処理. 朝倉書店, 1992年12月
6. 乾 敏郎, 安藤 広志 訳:ビジョン 視覚の計算理論と脳内表現. 産業図書, 昭和62年10月
7. 馬場 則夫, 小島 史男, 小澤 誠一:ニューラルネットの基礎と応用. 共立出版株式会社, 1994年9月
8. 安居院 猛, 長尾 智晴:画像の処理と認識. 株式会社昭晃堂, 1992年11月
9. 谷口 慶治:画像処理工学 基礎編. 共立出版株式会社, 1996年11月
10. 高木 幹雄, 下田 陽久:画像解析ハンドブック. 東京大学出版会, 1991年1月
11. John C. Russ, The Image Processing Handbook, Second Edition, CRC Press, 1995
12. Harley R. Myler, Arthur R. Weeks, The Pocket Handbook of Image Processing Algorithms in C, Prentice Hall P T R, 1993
 
付録C.サンプル画像、サンプルマクロについて
   ImageFactoryをインストールすると自動的に「\Images」フォルダを作成し、その中にサンプルの画像データ23個を作成します。また、「\Macro」フォルダも作成し、フォルダ中にサンプル画像に対応したキャリブレーションファイル、マクロファイルを作成します。
サンプル画像とサンプルマクロの概略の使用方法は以下の手順に従って行って下さい。
@ 「ファイル」−「開く」コマンドで目的の画像ファイルを「\ImgFact\Images\」フォルダの中から開いて下さい。
A 画像ファイルに応じたキャリブレーションファイルを「計測」−「キャリブレーション」コマンドを選択し、「開く」ボタンを選択して画像ファイルに合ったファイルを「¥ImgFact\Macro」フォルダの中から開いて下さい。1度キャリブレーションを行うとその値は、画像に関係なく、次にキャリブレーションするまで有効なので、同じキャリブレーションファイルが指定されている場合はキャリブレーションを行う必要がありません。
B 「マクロ」−「マクロファイル開く」コマンドを選択し、画像ファイルに応じたマクロファイルを「¥ImgFact\Macro」フォルダの中から開いて下さい。「マクロ実行」ダイアログボックスが表示されますので、「実行」ボタンを選択すると処理を自動的に行います。内容を確認する場合は「確認修正」モードを選択して「ステップ実行」ボタンを選択して下さい。ただし、「形状特徴抽出」コマンドは1ステップで実行しますのでExcelに出力されたデータを確認してください。
 以下にサンプル画像、サンプルマクロそれぞれについて説明しますので参考にしてください。
番号の後に画像ファイル名、マクロファイル名、キャリブレーションファイル名を順番に表示します。
1. Back_gr.jpg 、マクロ無し、scalexy.clb:
 道路の薄暗いところを撮影しています。マクロファイルはありませんが、「画像処理」−「背景特徴抽出」コマンドで背景のスムージングを行うとグラジュエーションのある背景の輝度値をなだらかにすることが出来ます。
2. Col_sel1.jpg,Col_sel1.mac、scalexy.clb:
     色の付いた電子部品の画像で、マクロを実行するとチップのピン間隔を4個それぞれに対し計測します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ チップピンの色抽出(ほぼ白)を行い、背景を黒、対象物を白に表示。
A 輝度反転で黒と白を逆転表示。
B グレイスケールに変換。
C 静的な二値化処理。
D 形状特徴抽出で幅1.5mm以上、高さ1.8mm以上の制限を設けて抽出し、対象以外を更新ボタンで削除。
E 幾何学測定で4チップのピン間隔を測定し、測定データをExcelへ転送。「確認修正モード」で測定点を確認できます。
      3. Col_sel2.jpg、Col_sel2.mac、scalexy.clb:
    色の付いた電子部品の画像で、マクロを実行すると青い色のチップのみを抽出し、数や位置を測定します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 明るさを若干上げる。
A 明度を若干上げる。
B カラートーンの青色の明るさを若干下げる。
C チップの青色を抽出、対象物を黒、背景を白に表示。
D グレイスケールに変換。
E 静的な二値化処理
F 二値画像形状解析でクローズ処理。
G 二値画像形状解析で穴埋め処理。
H 形状特徴抽出で幅2mm以上と高さ2mm以上を指定し制限抽出。
I 重心位置や面積などの測定データをExcelへデータ転送。
4.Conect_b.tif、Conect_b.mac、scalexy.clb:
   二値化された画像で円形の対象物が何点か接続している画像です。マクロを実行すると接続点を自動で切り離し、穴や面積で抽出する対象物を選択し面積や位置を計測します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 二値画像形状解析で粒状分離処理。
A 形状特徴抽出でカウント
B 穴の無いもの、面積20o2以上のものを制限抽出。
C 重心位置や面積などの測定データをExcelへ転送。
5.Dark1.jpg、Dark1.mac、scalexy.clb:
   池と森の画像で全体的に暗いイメージです。マクロを実行すると池と森を区別し、池のみのおおよその面積を計測します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 輝度の平均化処理。
A グレイスケールに変換
B 静的な二値化処理
C 形状特徴抽出でカウント幅、高さを20o以上とし、制限抽出。
D 二値画像形状解析でクローズ処理。
E 二値画像形状解析で穴埋め処理。
F 形状特徴抽出で幅と高さを10mm以上の制限を設けて細かい対象物を削除。
G 池の面積を計測し、測定結果をExcelへ転送。
6.Fin_stam.jpg、Fin_stam.mac、scalexy.clb:
   指紋の不鮮明な画像です。マクロを実行すると指紋の線のみを抽出し、1画素のラインで表示します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 動的な二値化処理。
A 二値画像形状解析でオープン処理。
B 二値画像形状解析でクローズ処理。
C 二値画像形状解析で穴埋め処理。
D 二値画像形状解析で細線化処理。
7. Grig.jpg、Grid.mac、scalexy.clb :
   基準格子をカメラで撮影した画像です。マクロを実行するとレンズの収差を自動的に補正します。マクロファイルは以下の処理を行います。
@ レンズの歪みによって格子が歪んだ画像を、この画像を元に作成した収差補正データファイル「\ImageFacto\macro\Grid.cor」で収差補正を行います。
A この収差補正データファイルを作成した条件は下記の通りです。
水平   垂直
・グリッド数    10    7
・グリッドサイズ  60   65
・補正開始点    28   10
・探索半径       25
・収差補正タイプ  3次歪み補正
8. Merge_l.jpg、Merge_r.jpg、Merge.mac、scalexy.clb:
         1つの建物を左側と右側に分けて撮影した画像です。マクロを実行すると2枚の画像を継ぎ貼りして1つの画像を作成します。マクロファイルは以下の処理を行います。
@ Merge_l.jpg、Merge_r.jpgの2つの画像を開いて下さい。
A マクロを実行すると「画像の継ぎ貼り」ダイアログボックスが表示されますので、最初に左側に貼り付ける画像をダブルクリックして下さい。
B 画像上に予めティーチングされた基準マークが2点表示されます。このマークはお互いの画像で同じところを選択した状態になっています。変更する場合はドラッグ移動できます。
C 次ぎに右側に貼り付ける画像をダブルクリックして下さい。同様に画像上に基準マークが表示されます。「適用」ボタンを選択すると画像の継ぎ貼りを行います。
9. Mic_wing.jpg、Mic_wing.mac、scalexy.clb:
   昆虫の羽の顕微鏡で撮影した画像です。マクロを実行するとおよその羽の部分を抽出し、特徴量を計測します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 空間フィルターでクローズ処理。
A 静的な二値化処理。
B 形状特徴抽出で幅と高さを8mm以上とし、細かい対象物を削除。
C 面積や穴数、内外の周囲長などの特徴量を計測し、データをExcelへ転送。
10.Money.jpg、Money.mac、scalexy.clb:
   千円札の一部を撮影した画像です。マクロを実行するとフィルター処理と画像間の演算を行います。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 空間フィルターでプレウィットの全方向処理。
A 空間フィルターでメディアン処理。
B 画像間演算で上記の2つの画像を減算。マクロ実行時の画像間演算では元画像のみが選択された状態で表示されますので、減算する対象画像を選択し継続してください。
11. Noise.jpg、マクロ無し:
   千円札の一部を撮影した画像で周期的なノイズが含まれた画像です。マクロファイルはありませんが、高速フーリエ変換コマンドでノイズの除去を行うことが出来ます。
12.Outside.jpg、Outside.mac、scalexy.clb:
   屋外の画像です。マクロファイルを実行するといくつかの空間フィルターを実行し、エッジを抽出します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 空間フィルターで最小処理。
A 空間フィルターでクローズ処理。
B 空間フィルターでラプラシアン処理を行いエッジ抽出。
13.Pitch.tif、Pitch.mac、scalexy.clb:
   1つのチップの二値画像です。マクロを実行するとチップのピン間距離を測定します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
・ 幾何学測定でチップのピンをピッチ間距離測定し、データをExcelへ転送。測定点を「測定確認」ボタンで確認できます。
14. Plastic1.jpg、Plastic1.mac、scalexy.clb:
   プラスチックの成型部品の画像です。マクロを実行すると特徴量の抽出と幾何学形状の測定を行います。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 静的な二値化処理。
A 形状特徴抽出で面積などの特徴量を測定し、データをExcelへ転送。
B 幾何学測定を行い、幅や高さなどの形状を測定し、データをExcelへ転送。測定点を「測定確認」ボタンで確認できます。
15. Plastic2.jpg、Plastic2.mac、scalexy.clb:
   プラスチックの成型部品の画像です。マクロを実行すると幾何学形状の測定を行います。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 静的な二値化処理。
A 二値画像形状解析でオープン処理。
B 幾何学測定を行い、半径や中心間距離などの形状を測定し、データをExcelへ転送。測定点を「測定確認」ボタンで確認できます。
16. Plastic3.jpg、Plastic3.mac、scalexy.clb:
  プラスチックの成型部品の画像です。マクロを実行すると幾何学形状の測定を行います。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 静的な二値化処理。
A 二値画像形状解析で穴埋め処理。
B 幾何学測定を行い、角度や点と線の距離などの形状を測定し、データをExcelへ転送。測定点を「測定確認」ボタンで確認できます。
17. Scalexy.jpg、Scalexy.mac、scalexy.clb:
   プラスチックの成型品とX、Y方向のスケールが一緒に入っている画像です。マクロを実行すると重心位置や面積の測定を行います。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 空間フィルターのプレウィット処理。
A グレイスケールに変換。
B 静的な二値化処理。
C 二値画像形状解析の穴埋め処理。
D 二値画像形状解析のオープン処理。
E 二値画像形状解析の穴埋め処理。
F 形状特徴抽出を行い、幅と高さを20mm以上として制限抽出して対象物を成型品のみにし、位置や面積を計測して、データをExcelへ転送。
18. Scaley.jpg、Scaley.mac、scaley.clb:
  Y方向のスケール画像です。マクロを実行するとスケールの目盛りを抽出し、目盛り間隔を測定します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 輝度の平均化処理。
A グレイスケールに変換。
B 静的な二値化処理。
C 幾何学測定で目盛りのピッチ間隔を測定し、データをExcelへ転送。測定点を「測定確認」ボタンで確認できます。
19. Tip_diff.jpg、Tip_diff.mac、Tip_scal.clb:
  何種類かの切削用超硬チップの画像です。マクロを実行すると幾何学測定を行います。この測定では対象物をグレイスケールのまま測定し、同一対象物内の異なる輝度値を持ったエッジに対し異なったエッジの抽出を行って測定しています。マクロファイルでは以下の処理を行います。
・ 幾何学測定を行い、測定データをExcelへ転送。エッジ抽出の輝度値を測定エッジ毎に変化させて角度や間隔を測定しています。測定点を「測定確認」ボタンで確認できます。
20. Tip_scal.jpg、Tip_scal.mac、Tip_scal.clb:
  何種類かの切削用超硬チップとスケールの入った画像です。マクロを実行すると二値化し、形状の特徴抽出、幾何学測定を行います。マクロファイルでは以下の処理を行います。
@ 明るさを若干上げる。
A グレイスケールに変換。
B 静的な二値化処理。
C 形状特徴抽出で幅と高さを5mm以上に制限して、チップ以外の画像を削除。
D 面積や重心位置などを計測し、面積で450o2以下を削除。測定データをExcelへ転送。
E 幾何学測定を行い、角度や幅を測定、データをExcelへ転送。測定点を「測定確認」ボタンで確認できます。
21. Tip_sing.jpg、Tip_sing.mac、Tip_scal.clb:
  1つの切削用超硬チップ画像です。マクロを実行するとグレイスケールの状態で、幅や角度などを測定します。マクロファイルでは以下の処理を行います。
・ 幾何学測定を行い、測定データをExcelへ転送。エッジ抽出の輝度値を測定エッジ毎に変化させて角度や間隔を測定しています。測定点を「測定確認」ボタンで確認してください。
22.Tip_many.jpg、Tip_sing.mac、Tip_scal.clb:
  Tip_sing.jpgと同じ超硬チップが何個かランダムにある画像です。マクロファイルはありませんが、この画像を開いてTip_sing.macのマクロ実行を行うと、画像内のチップ位置や角度を自動で認識し、 Tip_sing.macで測定した測定項目を画像中にあるチップすべてについて計測します。また測定した結果はExcelへ転送されます。